制御方式の一つである界磁チョッパ制御は大手私鉄を中心に広く採用されましたが、国鉄・JRでは一度も採用例がありません。しかしながら過去には実際に591系で界磁チョッパの試験が行われたものの構造が複雑だったために保守現場からの反対もあって営業用には導入されず、その後国鉄は界磁チョッパをベースに構造をシンプル化してコストダウンした界磁添加励磁制御を開発したので界磁添加励磁制御が採用されました。このため国鉄・JRでの界磁チョッパの採用は幻に終わったのです。

ちなみに界磁添加励磁制御は国鉄・JRで広く採用された一方で私鉄での導入は東武・名鉄・京阪・阪神と数社にとどまっており、前述したように界磁チョッパが多く使われています。

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